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よみものびぼうろく

『自己と他者を認識する脳のサーキット』浅場 明莉著・一戸 紀孝監修・市川 眞澄編

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ブレインサイエンス・レクチャー4『自己と他者を認識する脳のサーキット』

私たちは日々の生活の中で、自己を自己と認識してる。あるいは、他者を他者と認識しているが、どのようなプロセスでその認識が行われているのか。

 

目に映る、つまり視覚が認識する「自分の手」は、果たして本当に「自分の手」なのか。なぜその手を自分の手だと認識、判断できるのか。そもそも生まれてから、そう認識づけられたのはどのタイミングなのか?

 

AI開発において、画像認識、行動認識技術をさらに高いステージにエンハンスしていきたい我々としては、この認識の秘密をぜひ探りたいと考えた。いつか行動認識を搭載したロボットが自己を自己と認識し、他の人やロボットを、他者として認識できるようにするためだ。

 

本書は、脳部位におけるその認識プロセスが、非常にわかりやすく説明されている。目に見えない他者の心を推測・心に共感するメカニズムがどのようなものであるかを実証事例などを踏まえて紹介されており非常に興味深い。

 

最も興味深かったのは「他者の心を理解する」章のQA、なぜ人間は白目と黒目がハッキリしているかというもの。他の生物は霊長類を含めて黒目がちだ。

 

 
 
 
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Video by @joelsartore | This Javan gibbon, Rose, is alive and thriving today thanks to @balisafari. At three months old, she was in poor health and destined to be sold in the illegal pet trade. Thankfully, she was rescued and given a home @balisafari, where she has been well cared for. Found only in Java, Indonesia, there are less than 2,000 of these gibbons left in the wild because of habitat destruction and the illegal pet trade. Conservation institutions such as @balisafari and @taman_safari work to save this species by rescuing confiscated Javan gibbons. Without professional care and socialization with other gibbons, this species’ chance at survival is slim outside of their natural habitat. These institutions also collaborate with the Bogor Agricultural University to successfully manage a captive breeding program for this endangered primate species. To see a still of Rose, follow @joelsartore. #PhotoArk #Javangibbon #notapet

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 一方で、”人類の最古の友達”、イヌの目は、白目(強膜)の部分が露出しており、ヒトとの視線を用いたコミュニケーションに関しては霊長類よりも長けているそうだ。

他の種族に比べ、イヌの表情が豊かに思えるのは白目による効果のようだ。 

 

本書では HTML5 BML Walker – BioMotionLab をはじめ、当社AIの情報設計を進めるうえで貴重な情報、そして大いなるヒントを得られた。

著者の先生方に心よりの感謝をm(__)m