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私が今年読んでインスパイアされた本のランキング2018 ~スタートアップ経営者編~

スタートアップの勇者たちへ

Happy Merry X'mas!

ランキングを改めてみると、結果的に名著ばかりだ。しかも、2018年以前に発刊された本も多い。ゆえに、アンテナの高い皆さんはとっくに読んでいるだろう。

 

2019年は知られざる名著を紹介できるよう、アンテナの幅を広げて読みたい。

No6. Yコンビネーター(2013)

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Yコンビネーター Kindle版 ランダル ストロス (著), 滑川海彦 (翻訳), 高橋信夫:TechCrunch Japan翻訳チーム (翻訳)

伝説のハッカー、ポール・グレアム率いる起業家養成スクール「Yコンビネーター」の3カ月に密着したノンフィクション。若き起業家との熱い交流を描く!

ポール・グレアムの口癖「急いでローンチしろ」は、いまや私の口癖でもあり、M・アンドリーセンの言葉「ソフトウェアが世界を食う」は今もなお継続中の話だと信じている。M・アンドリーセン氏が考える2012年--「ソフトウェアが世界を飲み込む」 - CNET Japan

No.5 Airbnb Story(2017)

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Airbnb Story Kindle版 リー・ギャラガー (著), 関 美和 (翻訳)

シリコンバレーの「エアビーアンドビー」に迫る初のノンフィクション!

あかの他人を自宅に泊めるためのプラットフォーム――。こんな厚かましくて奇妙なアイデアを思いついた3人の共同創業者は、美大出身のデザイナー2人とエンジニア。
カリスマでもなく、天才でもなかったが、ありったけの力を注いだ。
彼らはビジネス経験がほとんどないところから、世界3万4000都市を超え、会社評価額9兆円の会社をつくりあげる。
新しい時代に世界を変えるビジネスをゼロから生んだ「エアビーアンドビー」のとんでもない物語。

好きな本。

全体的に若者言葉(ムカつく、アホか、マジかぁぁぁぁぁ!!etc)で語られていて、読むと自分までフレッシュな気持ちになる。

そんな青二才たちに、前述のYコンビネーター、ポール・グレアムが毒舌を吐く。

「君たちゴキブリみたいだな。絶対に死なない」など。

 

さて、本書で得た確信は二つ。

ひとつは、アイデアだけでは価値はゼロ、行動が伴って価値を生む、ということ。つまり、「急いでローンチしろ」だ。ゴキブリ呼ばわりされても、急いでローンチ。とにかく、急いでローンチ。できない言い訳は1μmも要らない。雨水啜ってでも泥水かぶってでもとにかくローンチ。

 

次に、信じて突き進む精神力が成功をもたらすということ。創業者の二人は、起業時にひとり2万ドルの借金があった。会社の借入金ではなく、個人の借金だ。「野球カードのバインダーがいっぱいになるくらいクレジッドカードをつくりまくって、ひとり2万ドルの借金があった」そうな。

個人/企業、労/使が脳内できっちり分けられている普通のサラリーマン脳で、この所業は絶対に不可能だ。

どちらも自身を顧みるいいポイントとなった。

 

No.4 人工知能は人間を超えるか(2015)

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人工知能は人間を超えるか (角川EPUB選書) Kindle版 松尾 豊 (著)

グーグルやフェイスブックが開発にしのぎを削る人工知能。日本トップクラスの研究者の一人である著者が、最新技術「ディープラーニング」とこれまでの知的格闘を解きほぐし、知能とは何か、人間とは何かを問い直す。

このランキングで唯一の和書。

「AI教えてください」「AI勉強するにはどうしたらいいですか?」という問いかけには「この本がおすすめです」と、いつも返している。

ので、売上に相当貢献していると思われ。

もっともわかりやすいAIの本。

No.3 NETFLIX Culture Deck(2018)

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『NETFLIXの最強人事戦略~自由と責任の文化を築く』 パティ・マッコード (著), 櫻井 祐子 (翻訳)

当社CFOに「読んどいて」と言われた一冊。

あの御仁、毎月三冊くらい読むように仕向けてくるので、なんとか時間を作って読むのだが、自分も読みたい本が山積しているので大変(クッ...

しかし、近いうちに「それ、もうとっくに読みましたよ。CFO殿」と言い返したい。

こちらは別途以下にまとめた。 

kmrdai.asilla.jp

 

No2. 異文化理解力 The Cultrure Map(2015)

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異文化理解力 ― 相手と自分の真意がわかる ビジネスパーソン必須の教養 Kindle版 エリン・メイヤー (著), 田岡恵 (著), 樋口武志 (翻訳)

「残念ながら、日本人の8割にこのビジネス書はいらない。」
HONZ書評掲載で話題沸騰! (10/7、佐藤瑛人さん)


「ビジネスで英語を必要とする人々は、この知識こそ必要だ。」
成毛眞さん(HONZ代表)推薦!


海外で働く人、外国人と仕事をする人にとって

実は「語学」よりも「マナー」よりも大切なこと。

研究開発拠点を海外(ベトナム、ハノイ市)にもつ当社にとって、ビジネスを円滑に推進するために、異文化を理解する能力は必須である。文化は、コミュニケーションや商習慣に色濃く表れるからだ。

特にコンテクストの分類は非常に興味深く、お付き合いする国のコンテクストの高・低について熟考しているか、していないかでグローバル・マネジメントがうまくいくか、いかないかの分かれ道となると経験上断言できる。

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「コミュニケーション」と「評価」の四分類

これらの事例に上げられる国名にベトナムがないので、我々は自分たちで協議してそれぞれの図にポイントした資料を持っており、今後新しい人材が入るたびにこの資料を元にレクチャーしていく予定。

 

書評に日本人の八割に不要と書いてあるが、これはズバリ優れたコピー。まったくもって裏返しで、日本のグローバル化・フラット化が進むにつれ、必要になる本だ。

当社のように海外に拠点がなくとも、気付けば国内は外国人だらけ。近いうちに部下として、あるいはボスとして、誰もが身近な存在として受け入れざるを得ないからだ。 

No1. Zero to One(2014)

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ゼロ・トゥ・ワン 君はゼロから何を生み出せるか Kindle版 ピーター・ティール (著), ブレイク・マスターズ (著), 関 美和 (翻訳)

PayPalの創業者、ペイパル・マフィアのドン、ピーター・ティールが、母校スタンフォード大学で行った起業講義録。「新しいなにか」を作り出す企業をどう立ち上げるか、について書かれている。

ビジネスに同じ瞬間は二度とない。次のビル・ゲイツがオペレーティング・システムを開発することはない。次のラリー・ペイジとセルゲイ・ブリンが検索エンジンを作ることもないはずだ。次のマーク・ザッカーバーグがソーシャル・ネットワークを築くこともないだろう。彼らをコピーしているようなら、君は彼らから何も学んでいないことになる。

今日のベスト・プラクティスは、そのうちに行き詰まる。新しいこと、試されていないことこそ「ベスト」。この考え方が、ゼロイチ。そして、これに投資しなければ{国家}に未来はない。{国家}の部分、本書では当然{アメリカ}が代入されるが、当然{日本}も同じこと。そして、その源泉となるのは「テクノロジー」だ、とある。

そう、テクノロジー。

どの起業に関する本を読んでもカギとなるのは「テクノロジー」と書いてある。ところが、なぜ日本のステークホルダーはテクノロジーに疎いのか。これらの本は超有名どころで、誰でも読んでいるはずなのに、テクノロジーを手に入れないのはなぜか。

という疑問は相変わらず疑問のままだ。

最後に

起業家というのは、稀有な存在。

能力の高・低とは別に、ユニークな存在だ。創業社長たちに会えば会うほど、考え方も思考プロセスも全然違うと思うし、組織もそれぞれ創業者の色が濃く出る。

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Zero to One「創業者のパラドックス」から

上記のグラフ、点線は一般人、黒線が創業者で、Zero to Oneには両サイドの特性を併せ持つ(二重人格?、誇大妄想?)あるいは、それを演じている(スティーブ・ジョブズ風?)と書かれている。

端的にまとめると、変な人が多い。

ゆえに「こうすればうまくいく」というフレームはない。

うまくいく最適解を見つけるには、そういった創業者たちの成功や失敗の声を余すことなく聞き、世界中の多くの書籍から知見を得て、自分向け・自社向けにローカライズする作業が必要だ。

 

ゆえに、メンタリングとともに、読書は起業家の身を助く、と信じている。

来年は2019年に発刊された隠れた名著でランキングできるよう、今後も絶え間なくインプットしていきたい。

 

(参考) SBの孫さんは創業期に死に至る病にかかり、入院して治療に専念。その三年六カ月の間、仕事をしながらも3000~4000冊の本を読んだそうな。

会社が上り調子の時期に肝炎の診断。治療に専念するか (2/2) | プレジデントオンライン

 

 No.0 「波よ聞いてくれ」 (2015-) 

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波よ聞いてくれ(アフタヌーンコミックス) Kindle版 沙村広明 (著)

おもしろい。

好き。

たぶん、同じようなセリフ吐いてるから(笑) 

 

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以上、ハノイから愛をこめて。